認知症の兆候とただの物忘れの違い、予防にはコグニサイズ

認知症は早期発見して治療できればかなり進行を遅らせることができるといいます。物忘れが増えると認知症の兆候なのではないかと不安になります。しかし同じ物忘れでも認知症の兆候とただの物忘れでは忘れ方に違いがあるので、その違いを知っておくと早期発見に役立ちます。

認知症の兆候かただの物忘れかをチェックする方法

ただの物忘れ

2階に移動したのに何をするのか忘れる

ただの物忘れの特徴は断片的には覚えている事。2階へ移動して何をするのか忘れても2階に何か用事があったのは覚えているので普通の物忘れと考えられます。人間の脳は2つの事を同時に考えるのが非常に苦手。2階へ移動する事に集中して登る間にもう一つが抜けてしまうのです。

よく会う人の名前を忘れる

その人がどんな人かを忘れていなければ普通の物忘れです。情報の一部である名前を思い出せないだけで、やがて思い出したり何かヒントがあれば思い出せるのであれば問題ありません。

危険な物忘れ

最近どんなニュースが気になったか聞いた時の回答をチェック

「最近気になったニュースは無い」「忙しくてニュースを見ていない」といった取り繕いの言動は認知症の予備軍や兆候がある人によく見られる言動です。この取り繕いを見極められるかが早期発見の重要なポイント。

認知症の兆候が出てくると、他人に気付かれたくないとプライドが邪魔して取り繕う人が多いのです。認知症の初期段階は最近のことを忘れるのが普通になってくるため、取り繕うことに慣れていて取り繕いが上手になってる場合が多いのです。

家族などで心配な人にこの質問をする事で早期発見に繋がり進行をかなり遅らせることができます。

一昨日食べた晩御飯を誰と食べたかを思い出せない

何を食べたかを思い出せないのは「ただの物忘れ」です。しかし誰と食べたかどこで食べたかを忘れるのは認知症の兆候だと考えられます。

何を食べたかは記憶の中の一部分、誰と食べたかは記憶全体なので、一部なのか全体なのかが、認知症の兆候かただの物忘れかを見極めるポイントです。食事全体の記憶が抜けた時には注意が必要です。

人と会う約束を忘れる

電話がかかってきて約束していたことを思い出せれば問題ありませんが、約束したこと自体を忘れてしまっているのは脳が新しい事を覚えられないということ。認知症ではそれができなくなるので人と会う約束を忘れるのは認知症かもしれない危険な物忘れです。

普段から行き慣れている場所の道を間違える

これは過去の記憶に基づいて自然に体を動かすための能力が衰えているということ。認知症の初期症状でもある危険な物忘れです。急に料理の味が変わる、以前は料理の品数を沢山作っていた人がカレーばかりになる、急に化粧が濃くなるなども危険信号です。

予防トレーニング①コグニサイズ


①立った状態で「右足を開いて戻す」「左足を開いて戻す」を交互に繰り返す
②1から順番に数字を言いながら行い、3の倍数の時は数字を言わずに手を叩く

コグニサイズは認知症の危険がある物忘れに効果的な運動と脳トレを掛け合わせたトレーニングです。軽度認知障害(認知症予備軍)の方でこの体操を続ける事によって物忘れが改善されたというデータがあります。

※効果が期待できる1日の目安は5分

予防トレーニング②トントン&すりすり

①椅子などに座った状態で、右手で太ももをトントン、左手はスリスリとさする動作を同時に行います。
②誰かに途中で「チェンジ」と合図してもらい、合図があったら左右の動作を逆にします。

最初は上手くできなくても大丈夫です。ちょっと苦手なことを上手にやれるようになる事が脳にとても良い事で、脳の神経細胞が刺激され認知症予防になります。

予防に良い食べ物

アクアパッツァ(魚のオリーブオイル煮込み)

アメリカが行ったアクアパッツァなどの地中海料理を良く食べる人1000人を5年間調査した結果で、認知症の発症リスクが54%低下したというデータが出ています。

魚のDHAとオリーブオイルのオレイン酸には脳の血流を促す効果があるため、認知症予防に繋がると期待されています。特にDHAは脳の機能維持に重要な役割を担っていると考えられています。

その他の食べ物

カマンベールチーズ
ブロッコリー
ラム肉
高カカオチョコ

15分の昼寝が予防に効果的

認知症の原因になるといわれている物質は、睡眠中に溶ける事がわかっているので、予防には15分の昼寝時間が最適とされています。逆に60分以上の昼寝は認知症になる可能性が高まるという研究報告も出ています。

認知症の原因物質を本格的に取り除くのは夜の睡眠中です。昼寝はあくまで補助なので、長く昼寝しすぎて夜に寝付きづらくならないようにしましょう。

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2015年9月9日 | カテゴリー:健康

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