糖尿病の原因は糖質の摂りすぎではなく穀物由来の食物繊維の不足 予防には大麦が良い

糖尿病になると血糖値を下げるインスリンが減少したり働きが低下し高血糖状態に。やがて血管が傷ついていき、心筋梗塞や脳卒中など様々な合併症を引き起こします。

糖尿病治療の第一人者、宇都宮一典先生によると、糖尿病は糖質である炭水化物の摂りすぎが原因とは考えられない、穀物由来の食物繊維の不足が糖尿病の発症と関係しているといいます。

宇都宮一典

    東京慈恵会医科大学付属病院(慈恵大学病院)主任教授
    糖尿病診療では日本屈指の伝統と実績を誇る施設で診療部長を務める

糖尿病の原因は糖質の摂りすぎではなく穀物由来の食物繊維の不足

慈恵大学病院の宇都宮一典先生によると、

  • 糖尿病が少なかった昭和30年代は総エネルギーの70%を糖質から摂っていた
  • 高度経済成長期以降、穀物の摂取量が減り続けている
  • 糖質を制限すると食物繊維の摂取量が減り、糖尿病のリスクが増加する

このような理由から穀物由来の食物繊維の不足が糖尿病の原因と考えられ、穀物が糖尿病の予防に効果的だということがわかってきたといいます。

穀物の中でも大麦が特に食物繊維が多く世界的に注目されています。

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3食のうち1食に大麦を取り入れるだけで糖尿病予防に効果大

糖尿病に関する研究で屈指の実績を持つ慈恵大学病院では患者の食事に大麦を積極的に取り入れています。

  • 血糖値を抑える
  • 食後の血糖値上昇を緩和
  • コレステロール低下
  • 心疾患のリスク減少

大麦は食物繊維が精白米の20倍も多いため、3食のうち1食に大麦を取り入れるだけでも、十分このような効果が見込めるといわれています。

慈恵大学病院では毎昼食を麦ご飯にするほか、様々な料理に大麦を取り入れています。

おすすめの大麦

  • もち麦
  • →食物繊維が特に多い大麦

  • 米粒麦
  • →お米の形に似せる処理をしてあり食べやすい

大麦は様々な種類がありますが、宇都宮先生はこの2種類がおすすめだといいます。

慈恵大学病院の麦ご飯の炊き方

  • 米1合に対して大麦60gの割合で炊く
  • 大麦は米粒麦を使用
  • 通常のご飯を炊く水に、大麦の2倍量(米1合の場合120ml)の水を足す
  • よく混ぜて30分間浸しておく

糖尿病治療の最新薬「SGLT-2阻害薬」

sglt

SGLT-2阻害薬という薬に、糖尿病で一番怖い合併症の進展が抑えられる効果が発表され注目されています。

SGLT-2阻害薬は腎臓に作用して血液中の糖を尿に排出させる事で血糖値を下げる薬です。

腎臓は血管に流れてきたものを必要なものとそうでないものに仕分け、糖などの必要なものは再吸収されるのですが、SGLT2-阻害薬を飲むと腎臓に作用して糖の再吸収をブロックし、尿に排出させてくれるのです。

糖を尿に排出させる事でエネルギーを失うため肥満が改善され、肥満が改善される事によって血圧や中性脂肪が下がり、血管が傷つくことによって起こる合併症が抑制されると考えられています。

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2016年7月21日 | カテゴリー:健康

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