【入浴法】気になる症状別お風呂の入り方・シャワーの浴び方
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お風呂は健康に良いですが、温度が1℃違うだけで効果が変わってしまうなど、入り方次第ではリラックス効果が得られず逆効果になってしまう事もあります。
寒い日でもぬるめのお風呂に入浴する
リラックス効果があるのは41℃まで
寒い時期は熱いお風呂に入りたいもの。しかし42℃を超えると身体は興奮状態になる。この状態は交感神経優位な状態で血圧も上がってしまう。熱いお風呂は血液がドロドロになるという研究もあり、身体にはあまり良くない。
リラックス効果を得るには40℃のぬるま湯に10分~15分入浴するのが好ましい。
風邪でも入浴しても良い※医師の許可があれば
風邪をひいているときにお風呂に入ると悪化するというデータはない。体温を上げると免疫力が上がる事から、高熱がある場合や医師から止められなければ入っても大丈夫という考えもある。
予防接種をした日は入ってもいいが、関節の注射をした日は入らないほうが良い。
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食事直後の入浴は健康によくない
食後30分~1時間後が望ましい
夕食を終えた直後にお風呂に入ると、消化不良につながることがある※個人差がある
食後は消化のために血液が胃腸に集まる。お風呂に入ると胃腸に行くべき血液が他のところへ行ってしまい、胃腸の動きが悪くなり消化不良に繋がる。消化が進む食後30分から1時間後にお風呂に入るのが身体には良い。
健康な人は半身浴より全身浴の方が良い
血流が良くなり疲労回復、リラックス効果が高い
全身浴の方が温熱効果が高く、新陳代謝が良くなり痛みの改善にも良い。浮力も全身浴の方が強いため、受ける重力が少ない分筋肉の緊張が必要なくリラックス効果が高い。
カロリー消費も全身浴の方が多く、半身浴よりもダイエット効果が高い。
1番風呂は肌に悪い
水道水は成分の濃度が薄い
水道水は成分の濃度が薄く、身体へ入り込みやすいため肌への刺激が強い。2番目以降は汗などで水の成分が濃くなり、肌への刺激が弱くなる。
1人暮らしの場合は入浴剤を入れることでもお湯の濃度を上げる事ができる。
肩こり腰痛改善に良い温度
41℃で10分
肩こり腰痛改善には熱めのお湯が良さそうだが42℃以上の熱めのお湯は筋肉を収縮させるため逆効果。
41℃以下のぬるいお湯のほうが筋肉を柔らげる作用が期待できる。
呼吸器改善、気管支炎や鼻炎改善に良い温度
42℃で5分
高めのお湯に短時間の入浴は交感神経を刺激して気管を広げる作用があり呼吸が楽になる場合がある。
鼻炎の場合は42℃の蒸しタオルを使い、20秒間、蒸気を鼻から吸ってみると呼吸が楽になる場合がある。
冷え性に良いお風呂の入り方
入浴途中で手足を冷やす
まず40℃に3分入浴し、その後手足に30℃のシャワーを10秒当てる
(3分入浴、手足を冷やすを5回ずつ行う)
交感神経が刺激され、自律神経のバランスが整い冷え性対策になる。
足のむくみ改善に良いお風呂の入り方
40℃で20分から30分全身浴
全身浴することによって足に水圧がかかり、足の体液、血液が心臓に戻る。足を曲げ伸ばしすることで、むくみ解消効果がアップする。
加齢臭対策に良いシャワーの浴び方
朝に41度のシャワーを1分浴びる
加齢臭の原因は胸や背中の皮脂に含まれる成分。朝に41度のシャワーを1分浴びるだけで、皮脂量が低下し夕方まで加齢臭を抑える効果が持続する。
ダイエットに良いお風呂の入り方
先に入浴してから運動する
お風呂に入るだけではカロリーの消費が少なくダイエット効果はあまり得られない。入浴で体温が上がった状態は代謝が上がりエネルギーが多く消費される。
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冷え性2015年10月15日 | カテゴリー:健康