がん・動脈硬化の原因「血糖値スパイク」食後に眠くなる、朝ごはんを食べない人は要注意
血糖値スパイク(食後高血糖)とは食後1~2時間の血糖値が140以上まで上昇してしまう現象のこと。最近の研究で動脈硬化、がん、認知症など様々な病気の元になることがわかってきています。
血糖値スパイクが引き起こす病気
○動脈硬化
血糖値の急上昇が繰り返し起こると大量の活性酸素が発生し血管を傷つける。
○認知症、がん
血糖値が急上昇すると大量のインスリンが分泌される。このインスリンが多い状態はアルツハイマー型認知症の原因といわれるアミロイドβの蓄積を進める可能性がある。
インスリンには血糖値を下げる作用だけでなく細胞を増殖させる働きがあるため、細胞が異常に増殖する病気であるがんのリスクも高める可能性がある。特にインスリンを出す臓器であるすい臓がんへの影響が指摘されている。
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血糖値スパイクを起こす原因、起こしやすい人
○アルコールの飲みすぎ
アルコールを飲むと血糖値が一時的に下がりお腹がすいてしまうので食べ過ぎてしまい、次の日の朝にかけて血糖値が上昇します。
アルコールを摂り過ぎると肝臓に脂肪がたまります。肝臓に脂肪が溜まるとインスリンの効きが悪くなるのでアルコールの飲みすぎは血糖値スパイクに繋がります。
○女性より男性
男性はホルモンの関係で女性より内臓に脂肪が溜まり易いため。
○不規則な生活、睡眠時間が少ない生活
睡眠障害があると起きている時に交感神経が興奮します。これが血糖値を上昇させます。睡眠時間が少ない生活が短期間に続くとインスリンの分泌を悪くしてインスリンの全身細胞での働きも低下させるため血糖値スパイクを起こす原因になります。
○甘いものをよく食べる
子供でも甘いものが好きでよく食べる人は血糖値スパイクが起きている場合がある。
○家族に糖尿病になった人がいる
生まれつき細胞が糖を吸収する能力が低く血糖値が急上昇しやすい人がいる。
食後に眠くなる人は要注意かも
ほとんどの人は血糖値が上がった時の自覚症状はありませんが、血糖値スパイクが起きている人の中には食後に眠くなる感覚を感じる人がいるそうです。
ただ食後に眠くなる人でも異常が無い場合もあるので血糖値スパイクかどうかは計ってみないとわかりません。
血糖値スパイクを調べる方法
血圧と同じように血糖値も自宅で手軽に計る事ができる機械が販売されています。大きな薬局やネット通販などで5000~10000円で販売されています。
食後1時間から2時間後に検査してみて140以上まで上昇した場合は血糖値スパイクの疑いありです。
予防・解消法
食物繊維から先に食べたり、1日3食食べるなどして血糖値の急上昇を抑えると血糖値スパイクを解消できるといわれています。
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動脈硬化2016年10月9日 | カテゴリー:健康