腕に力が入らない、歩く時にふらつく、松方弘樹が発症した難病・脳リンパ腫の症状や治療法とは
先週松方弘樹が脳腫瘍の可能性があると診断されたものの、検査をしてもわからなかった病名が脳リンパ腫と判明した。
脳リンパ腫とは悪性の脳腫瘍の一種で発症者は比較的少ない稀な病気。頭痛や嘔吐、麻痺などの症状が現れる。松方弘樹も検査を受ける前に頭が痛い、体に力が入らないなど風邪のような症状を訴えていた。
脳リンパ腫とは
- 発症者は60代から80代の高齢者に多い
- 脳のどこにでもできる悪性腫瘍
- 10万に一人が発症する難病
- 発生率が増加傾向にある
- 進行が早い
- 再発率が高い
原因
脳腫瘍の一種・脳リンパ腫ははリンパが無い脳の中にリンパ腫ができる病気。リンパが無いにもかかわらずリンパ腫ができるため正確な原因がわかっていない。高齢者に多いことから免疫力が低下するとできやすいと考えられている。
症状
同じ悪性でも悪性度が低いものから高いものまであり、症状も腫瘍のできた場所によってさまざま。頭痛以外に手足の麻痺や吐き気、言語機能に障害が出ることがあるが、自覚症状が無い場合も。
松方弘樹は右腕に力が入らない、歩く時にふらつくなどの症状が急に出てきたという。入院中の現在は、意識も話す内容もしっかりし仕事の話もしているほどで言語機能には障害が出ていないようだが、トイレに行く時に人手を借りなければならないため、手足に麻痺が出ている可能性がある。
治療法
松方弘樹にできた腫瘍の大きさは親指大程度で大きいほうではないが、脳幹に近い場所にできているという。脳幹は重要な神経が密集している重要な部分のため手術で取るのは難しい。
通常の腫瘍は影響が無い範囲で極力取ってしまったほうが後遺症などが残らず回復していきやすい。しかし脳リンパ腫の場合は正常な脳の細胞に入り込んでいくため取りきる事が難しく、抗腫瘍剤(化学療法)や放射線療法での治療が行われる。
脳リンパ腫は再発率が高いが、一度腫瘍細胞が画像上から消える状態(寛解(かんかい))まで治療できれば、再発してもかなり効率的に寛解にまで持ち込むことができる。
松方弘樹は来週ごろから投薬での治療を開始する予定だという。
前回:頭痛・腕に力が入らない・体が痺れる 松方弘樹に現れた脳腫瘍が疑われる症状、原因や予防法は?
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2016年3月3日 | カテゴリー:健康