がんの原因の7割は生活習慣。がんになりやすい人の習慣とは
川島なお美さんや今井雅之さんなど、今年は有名人だけでも何人もの人ががんが原因で亡くなった。現在日本人の死因1位のがんだが、高度成長期の死因1位と2位は脳卒中と心疾患だった。
がんが日本人の死因1位になったのは1980年代以降から。がんの原因の一つは老化により細胞が癌化しやすくなる事。そのため高齢者が増えてきた1980年代以降、がんになる人が増えてきたと考えられている。
特に気をつけるべき人
専業主婦・個人事業主
会社員は定期健診を受ける機会があるが、専業主婦や定年退職された人などは受ける機会がなく、自発的に受けに行かなければいけないため。
日本人が特に注意が必要な大腸がん
日本人は海外の人より腸が長い
戦前まで野菜を多く食べていた日本人は、食物繊維を消化するため大腸が世界の人よりも1m長い。腸内に肉が長い時間あると大腸がんになるリスクが高まるといわれている。腸が長い日本人は肉をあまり食べすぎないよう注意が必要。
肉は1週間で500g程度に
日本人は戦後、肉を食べるようになって長寿化した。年を取ってから肉を食べる事は長生きに繋がるため良い事だが、食べすぎは大腸がんの原因になると考えられている。
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たばこだけじゃない がんになりやすい人の生活習慣
熱い飲み物を好んで飲む
いつも熱い物を飲む習慣がある人は、食道の粘膜が傷つき炎症を繰り返すため食道がんになりやすい。
すぐ赤くなる人が毎日飲酒
アルコールを分解する時にはアセトアルデヒドという発がん性物質が発生する。お酒を飲んですぐ赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解する力が弱いため食道がんになりやすい。ちなみにお茶や柿に含まれるタンニンにアセトアルデヒドと結合して体外に排出する働きがある。
歯磨きが1日1回だけ
口の中にはアセトアルデヒド(発がん性物質)作る細菌がある。歯磨きを1日1回しかしない人は、この細菌を洗い出す機会が少ないため、1日2~3回磨く人よりも食道がんになりやすい。(愛知県がんセンター調査)
1日に4時間以上座る人
1日に4時間以上座ると運動量低下・血流悪化により、がん全般の発症率が高くなる。1日に4時間以上座る習慣がある人は運動する事が大切。普段長時間座る人が、月に1回だけ激しい運動をするのはリスクを高めてしまう。
国が定めている「健康づくりのための身体活動基準」では、65歳以上の人はウォーキングなどの軽い運動を毎日40分、18歳から64歳までの人は毎日60分行うことを薦めている。
前立腺がんの原因になる生活習慣
夜働く男性
不規則な生活によってホルモンバランスが乱れる事が原因で、前立腺がんのリスクが2~3倍になる。
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がん2015年9月30日 | カテゴリー:健康