視界が黄色がかっている、青色が見えにくくなる色覚異常、原因は白内障
約3000万人もいるといわれる後天性の色覚異常。青色が見えにくくなるのが特徴です。眼科医の中内一揚先生によると、その原因は白内障が考えられるといいます。
中内一揚
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中内眼科クリニック院長。目専門の人間ドック「アイドック」を開設、これまで3000人以上を診察してきた。
http://www.nakauchi-ganka.com/
後天性の色覚異常の原因は白内障
色覚異常は生まれつきのもの以外に後天性のものもあります。加齢による後天性の色覚異常は特定の色、青色が見えにくくなる特徴があります。
青色が見えにくくなる原因は、加齢によって誰にでも起こる目の老化現象の一つ白内障。目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう事で、視界が黄色くぼやける、青色が見えにくいなどの症状が表れます。白内障になると青色の光が水晶体を通らなくなるためです。
青色が見えにくくなることによってガスコンロの青い火が見えずに服に火が燃え移ってしまったり、風景が黄色くぼやける症状によって階段が見えづらくて転倒してしまったり、5円玉と50円玉の区別が付きづらくなったりします。
他にも意外な症状として急に老眼が治る場合があります。白内障になると老眼でピントが合わなくなっていた水晶体に硬い部分ができて、それによりピントが合わせられるようになるためです。しかし、その硬い部分が徐々に濁っていくため視界が黄色っぽくぼやけていき見えなくなっていきます。
白内障になってしまったら
早期の場合は眼科で処方される目薬で進行を遅らせる事ができます。進行してしまった場合は手術しか治す方法がありませんが現在は日帰りで手術が可能です。
白内障の予防効果が期待できる食べ物
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2016年11月1日 | カテゴリー:健康