胸の片側に痛みが起きるサービカルアンジャイナ(頚椎狭心症) 原因は首の骨のトゲ
サービカルアンジャイナ(頚椎狭心症)は胸の片側に痛みが起きる比較的珍しい首の病気です。
サービカルアンジャイナ(別名:頚椎狭心症)とは
首の骨、頚椎の異常がそこを通っている神経を通じて胸の筋肉などに影響、心臓に全く問題がなくても狭心症にそっくりな痛みを引き起こす比較的珍しい首の病気です。
このようなトゲが神経を刺激、首・肩・腕・指先へ伸びる神経がトゲでダメージを受けた場合、関連する肩や胸にも痛みが出る事があります。
このようなトゲは誰にでも起こる可能性がある骨の変形で加齢や生活習慣によって生じます。
症状例
- 胸が痛むようになる前から肩こりがあった
- 就寝中に胸が痛む
- 胸の痛みは主に左側
- 痛い部分を押しても痛くなることはない
- 痛みがあるほうの腕でボタンをかけにくい
寝ているときに胸が痛む・・・神経が通っている首の骨と骨の間は仰向けや上を向いたりしたときに狭くなる。トゲがあると神経を圧迫して痛みが発生、胸の痛みを招く原因となる。
就寝中などに胸が痛くなる原因としては他には、安静時に何らかの原因で心臓の動脈が痙攣し血管が細くなり血流が阻害されることで胸の痛みが生じる異形狭心症(安静時狭心症)もある。異形狭心症の発症に関わる要因は飲みすぎ・ストレス・年齢的なものによる心臓の変異・喫煙など。
ボタンをかけにくい・・・神経に異変があるサイン。
胸が痛むようになる前に皮膚にかゆみがあったりできものなどができた場合は帯状疱疹ウイルスによる神経痛の可能性が、頚椎狭心症の場合は胸が痛むようになる前から肩こりがあったという場合があります。
頚椎狭心症以外で胸の片側に痛みが起きる原因としては肺がんや肺炎などの肺の病気、肋骨の骨折や筋肉の炎症などの場合もあります。
治療
首の骨のトゲを削る手術で治療が可能。
頚椎狭心症の患者さんを診断したことがある名医
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田中靖久医師・・・東北中央病院・病院長。ベストドクターに2012年から3期連続で選出。
東北中央病院(山形県)
http://www.tohoku-ctr-hsp.com/
田中靖久先生らの診察法は痛みに関する世界トップクラスの学会から古今東西で最も信頼できる診察法だと高く評価されている。
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出典参考:たけしの家庭の医学
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2017年9月29日 | カテゴリー:健康