慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)の根本的な治療法になる事が期待される薬リツキシマブ
慢性疲労症候群とは単に疲れが取れないのではなく自己免疫による神経系の疾患。元々アレルギーや免疫病になりやすい体質の人に強いストレスや感染症が重なって発生する事が多い病気です。疲労とはメカニズムが違うため筋痛性脳脊髄炎という病名に変わりつつあります。
慢性疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)とは
免疫には体によって良いものと時として悪い働きをしてしまう悪い免疫がある。例えば花粉症は花粉に対して悪い免疫が過敏に反応して起こる。慢性疲労症候群はその悪い免疫が脳細胞に対して過敏に反応、脳が炎症を起こし運動障害を起こしてしまう。検査をしても何も異常が出ないため診断がつかず発見も遅れてしまう事が多く、診断が難しいため間違った治療をされる場合も。
症状
「自分の思った動きと体の動きが伴わない」「朝起きようと思っても自分の意思で体が動かない」「体が石になったような感じでベットにのめり込んでしまうように重たく感じる」「足が極度に重く感じ歩行が困難」「頭が洗えない」「とにかく動かない」「突然眠りこけてしまう」「半年以上にわたって続く異常な疲労感」など
治療法
和温治療の装置(静風荘病院)
低温サウナのような装置の中に入り体を芯から温める和温治療が行われる。リンパ球の流れを良くしたり自律神経のバランスを整え細菌やウイルスと闘う力を高める治療法。一部の患者にかなり有効といわれ職場復帰できた人も。体の酸化によるダメージを抑えるビタミン剤や酵素での治療で症状が軽くなる場合もある。
海外でリツキシマブという血液のがんを治す薬での治験が行われており根本的な治療法が無い慢性疲労症候群の新たな治療法となる可能性がある。
慢性疲労症候群の診察・治療を受けられる病院
ナカトミファティーグケアクリニック
http://tukare.jp/
他にも各地の医師会で相談すると実績のある医師を紹介してもらえる場合があるようです。
http://www.med.or.jp/link/search.html
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2017年3月14日 | カテゴリー:健康