むせる、飲み込みにくい症状、誤嚥性肺炎や隠れ脳梗塞の可能性あり
年を取るとむせる原因
飲み込む力の衰え
のどには飲み込む時に食べ物が気管に入らないように食道へ流す喉頭蓋(こうとうがい)と呼ばれる蓋のようなものがある。年を取るにしたがって飲み込む力が衰えてくると、喉頭蓋に食べ物や飲み物のが少し残ってしまう事があり、残ったものが気管に流れ込んで誤嚥してしまう事によってむせる。
隠れ脳梗塞
喉頭蓋は脳から信号を受けて食道へ食べ物を流している。そのため、むせる、飲み込みにくいなどの症状がある場合、脳からの信号が上手く届いていないという事であり隠れ脳梗塞の可能性が疑われる。飲み込みにくいなどの症状があっても全員が脳梗塞というわけではなく、その可能性があるということです。
飲み込む力が衰えていないか調べる方法
つばを3回飲み込む
高齢者で誤嚥を起こしやすい人の場合は、つばを3回飲み込むまでに30秒以上かかる人が多い。30秒以上かかる場合は飲み込む力が弱くなっていると考えられる。
むせる事が原因で起こる事がある大きな病気
誤嚥性肺炎
誤嚥を起こすと気管から肺へ菌が入り、菌が繁殖してしまうことがあり、誤嚥性肺炎の原因になる事も。飲み込む力が衰えた高齢者に多いため、よくむせる場合は対策が必要。
誤嚥性肺炎の予防法・誤嚥対策
とにかく口の中を清潔に
口の中が汚い状態で誤嚥した場合は、菌がまるまる肺に入ってしまう。口の中を綺麗にして菌を少なくしておけば、誤嚥したとしても菌の繁殖を抑えられる場合がある。飲み込む力が衰えてくる40歳以上の人は、食後の歯磨きを心がけることで誤嚥性肺炎の予防に繋がる。
黒コショウや唐辛子も誤嚥対策として効果的
黒コショウや唐辛子の香りには、飲み込むときに重要な神経伝達物質の分泌を促進する働きがあるため、黒コショウや唐辛子を使った料理も誤嚥対策として有効。
よく話す&よく笑う
よく喋ったりよく笑う事はのどや首あたりの筋肉が使われるため、飲みこむ力の低下を抑えられ、誤嚥性肺炎の予防に繋がる。
喉の筋肉を鍛えるストレッチ
①仰向けに寝た状態で頭だけ起こし、つま先をみる
②①の状態を1分間キープする
1日3回行うと約6週間で効果が出始める。
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2016年2月28日 | カテゴリー:健康