動脈硬化などを引き起こす腸漏れ 酢の短鎖脂肪酸と食物繊維で予防
腸漏れ(リーキーガット)とは腸の中の毒素が漏れ出し全身で様々な不調を起こす病態です。腸の中には悪玉菌が出す毒素(人体に害を与えるもの)が存在しています。通常はこのような腸の中にある毒素や腸内細菌は血液に入らず便として排出されるのですが腸の壁に何らかの炎症が発生すると毒素が漏れ出して血液中に侵入してしまうのです。これが1日や1週間などですぐ終われば良いですが長く続くと色々な病気の元になるといいます。
Contents
腸漏れが原因で引き起こされる病気
- 動脈硬化
- 喘息
- 糖尿病
- 脳梗塞
- 敗血症
腸漏れにより毒素や細菌が全身に運ばれ肺や血管など全身の様々な場所で炎症を起こし、このような病気が引き起こされる事があります。実際に腸漏れが原因で喘息・糖尿病・脳梗塞・敗血症を全て発症した人がいるそうです。
血液中に漏れた細菌が固まる事で血栓ができます。血栓ができることで血管に炎症が起きて動脈硬化が進んだり、血栓が剥がれて脳へ行くと脳梗塞が引き起こされます。
予防改善には酢と食物繊維
酢に多く含まれる短鎖脂肪酸は腸内フローラを良い状態に保つために必要な栄養素の一種です。腸の細胞を活性化したり腸粘膜のバリア機能を促進する働きもあり腸漏れを防ぐ効果が期待されています。特に短鎖脂肪酸が多いのはリンゴ酢・バルサミコ酢・白ワインビネガーですがどの酢でも効果は期待できます。
食物繊維は腸内細菌で分解発酵され短鎖脂肪酸に生まれ変わります。特に水溶性食物繊維が短鎖脂肪酸に変わりやすいです。
どれくらいの量の酢や食物繊維を摂れば効果があるのかはわかっていませんが、適度な量の酢をなるべく料理に使ったり水溶性食物繊維を意識して摂るようにする事で腸漏れの改善が期待できるそうです。
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動脈硬化2017年8月23日 | カテゴリー:健康