認知症と間違いやすい慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫とは

  • 脳を守っている硬膜とくも膜の間で出血が起き血液が溜まってしまう疾患
  • 出血が進むにつれ、数日から数ヶ月かけて大きくなった血だまりが脳を圧迫し様々な症状が出る

このように頭の中で起きた小さな出血がだんだん広がり、それが脳を圧迫することで症状が出てくる慢性硬膜下血腫。出血の原因は頭をぶつけるなど頭部への大きな衝撃による場合が多いですが、高齢者の場合は頭をぶつけなくても、転倒して尻もちをつくなどそれほど強くない衝撃でも出血する事があるようです。

認知症と間違いやすい

  • 会話の途中に反応が無くなる
  • 右手が麻痺(お茶をいつもこぼしたり、豆腐を真っ直ぐ切れない)
  • レジでお金を払えない(どのお金を出したら良いのかわからない)
  • 電話がかけられない(電話帳に書かれた番号をボタンを押すまでの間も記憶しておけない)
  • ボーっとする時間が長い
  • 会話はできるが返事をするまでの時間が遅くなった
  • 歩くのが遅くなった、歩き方がおかしい

慢性硬膜下血腫でこのような認知症に似た症状が現れたケースがあるそうです。

慢性硬膜下血腫は急激に認知症状が悪化するという経過を辿る事が多いのと体の片側にだけ麻痺が出るのが特徴です。慢性硬膜下血腫を起こす血だまりは脳の左右どちらか片側に発生します。そのため体の片側に痺れや麻痺、動かしづらさといった症状が現れます。アルツハイマー型認知症の場合は麻痺が出ることはまずありません。

アルツハイマー型認知症の場合は脳の神経細胞が長い年月をかけて少しずつ破壊されていき徐々に認知機能が低下するのが特徴。慢性硬膜下血腫の場合は出血がある程度溜まり、脳が圧迫された時を境に急に認知機能が低下するのが特徴です。

この方の場合は3ヶ月前に撮影したMRIでは異常がなかったのに、たった3ヶ月で認知機能が低下した事と、アルツハイマーによくある記憶が抜け落ちる物忘れ(朝食べたご飯をまだ食べてないと言ったり、10分前に話した同じことを質問するなど)が無かった事に、一緒に住んでいた家族が気付いたため早期発見でき、後遺症が残らずに済んだそうです。

認知症と間違わないためには、認知機能の低下が急激ではないか、片側に麻痺症状が無いかなどに注意する必要がありそうです。

スポンサーリンク


関連記事


2018年3月2日 | カテゴリー:健康

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

CAPTCHA


このページの先頭へ

イメージ画像