大腸がんの予防には海苔が良い
恐ろしいがんの中でも特に注意が必要なのは自覚症状がないといわれる大腸がん。今年男性も胃がんを抜き大腸がんが最多になった。
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海苔に含まれる葉酸が大腸がん予防に良い
葉酸が大腸がんのリスクを3割減らす
最近よく効く葉酸という栄養素は、身体の機能を正常に働かせるビタミンの一種。妊婦さんのビタミンとも呼ばれ、健康な子供を生むために重要な栄養素としても知られている。
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葉酸は傷付いた遺伝子を修復してポリープやがんの発生を抑える
大腸がんは、大腸の細胞の遺伝子が傷つく事で作り出されてしまう大腸ポリープが悪性化するとできる。2cm以上のポリープの場合6割以上ががん化する。
しかし普段から葉酸を摂取していると、葉酸が細胞の遺伝子に働きかけ傷を修復し、ポリープやがんの発生を抑えてくれる。
海苔をたくさん食べている人は血液中の葉酸が多い
血液中の葉酸濃度が高いと大腸ポリープができにくい
最近の研究で、大腸ポリープができやすいかどうかは、葉酸濃度が関係している可能性があることがわかってきた。葉酸濃度が8ng/ml以上あるとポリープができる頻度が少なく、女性は2割、男性は5割頻度が減少する。
逆に6ng/ml未満だと、8ng/ml以上の人に比べて1.4倍に増えてしまう。
海苔には葉酸が突出して多い
葉酸は枝豆・ブロッコリー・ほうれん草など緑の野菜にも含まれているが、海苔にはそれよりも格段に多く含まれている。枝豆と比べると6倍、ほうれん草と比べると9倍も多い。
海苔は11月から3月まで複数回収穫され、これから取れる一番海苔は他の海苔と比べて1.5倍も葉酸が多い。
大腸がんの予防には葉酸を1日400μgの摂取が必要
大腸がんの予防には1日400μgの葉酸を摂取すると効果的とされている。
1日に必要な海苔の量は、8枚切りの場合16枚で400μgの葉酸を摂取できる。
※大腸がん患者の場合、葉酸の過剰摂取ががんを悪化させるという報告があり、医師に相談が必要
食道がんとすい臓がんにも良い
食道がんとすい臓がんも葉酸の摂取によって、リスクが大きく低下すると報告されている。
お寿司が予防に効果的 葉酸は魚介類と一緒に食べると効果が高まる
葉酸+魚介類
葉酸は魚介類に多いビタミンB6・B12と一緒に食べる事で、細胞を修復する働きが高まり、大腸がんの予防効果がアップする。海苔を刺身と一緒に食べるお寿司は大腸がん予防に効果的。
ビタミンB6が多い食品
- むろあじ
- いわし
- まぐろ
- かつお
ビタミンB12が多い食品
- 牡蠣
- 赤貝
- 秋刀魚
- いくら
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参考:松尾恵太郎医師の見解
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がん2015年10月20日 | カテゴリー:健康