重症の高血圧が治る腎デナベーション手術 腎臓が出す物質レニンの量を正常にする治療

世界で10億人以上が悩まされている高血圧。その中でも「血圧を下げる薬を何種類も同時に飲んでいたが効果が全く出ない」「ひどいときには薬を飲んでも上が200以上になることがある」というような重症の高血圧に悩む患者さんが珍しくないといいます。

そんな重症の高血圧を治す画期的な治療が腎デナベーション手術です。腎デナベーション手術とは、カテーテルを太ももの血管から挿入し、血管の内側から熱を加えて神経の一部を焼き切ることによって腎臓が出すレニンという物質の量を正常にする治療法です。

なぜ腎臓の手術で高血圧が治るのか

腎臓は尿を作っているだけだと思ったら大間違いです。腎臓は血圧をコントロールする役割も担っています。腎臓は常に全身の臓器に向かって酸素がほしいなど色々なメッセージを伝える物質を出し続けているのです。

血圧のコントロールのために腎臓が全身に送っているのがレニンという物質です。レニンの放出をきっかけとして全身の血管に変化が起こり血圧が上がります。腎臓はレニンの量を常に変化させ血圧を絶妙にコントロールしているのです。

高血圧の患者さんの多くは腎臓がレニンを出しすぎていることがわかってきました。そして手術でそれを正常に戻せば血圧を下げられる事もわかってきたのです。

危険性は

  • 熱を加える際に腹痛を認めることが多いが術後も続く事はない
  • 通常のカテーテル検査と同様、ごく稀に腎動脈解離やシース挿入部における仮性動脈瘤や血腫を認めたとの報告がある
  • 腎動脈の高度狭窄や閉塞を来したという報告例はない

参考:腎デナベーション~腎交感神経除神経術[renal sympathetic denervation(RDN)]について~

ということで安全な治療法と考えられているようです。

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2017年10月2日 | カテゴリー:腎臓

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