寝返りや長時間座る事が原因の新型腰痛、殿皮神経障害
新型腰痛、殿皮(でんぴ)神経障害の特徴
- 腰の中心部にキリのような物で刺されたような鋭い痛みが起きることがある
- 横になる事で悪化する場合があり、寝返りなどの些細な動きで激しい痛みが誘発される事がある
- 歩くなど体をちょっと動かすだけでも腰に激しい痛みが起きるようになってくる
- 足全体に電気が走るような痺れ
- 病変がMRI画像に写らない
殿皮神経障害とは、腰からお尻の左右に伸びる殿皮神経が骨盤に押し付けられ刺激を受けることで様々な症状が起きる病気。その原因は長時間座ることによるお尻の圧迫や寝返りによって神経が引っ張られ骨とこすれることで、現在痛みがない人でも将来痛みを発する可能性がある。重症になると歩くだけでも骨とこすれて激しい痛みが出る。治療は神経が骨盤に当たらないようにする手術が行われる。
普通の腰痛との違い
一般的な腰痛は腰全体に鈍い重だるさを感じることが多いが新型腰痛の場合は鋭い痛みが起きることがある。
脊柱管狭窄症などの腰痛は横になった状態で痛みが強くなることは稀。新型腰痛の場合、横になることで症状が悪化する場合がある。
椎間板ヘルニアなどの腰痛でも足の一部に痺れが起きることがよくあるが、新型腰痛は重症になると足の様々な部分が同時に痺れることがある。
新型腰痛簡易診断法
- 腰とお尻の境目あたり、背骨から左右に指5本分のあたりを押してみる
- お尻の割れ目の真ん中から左右に指3本分のあたりを押してみる
この殿皮神経がある場所を押して痛む場合は新型腰痛の疑いあり。
新型腰痛に詳しい医師
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター
青田洋一先生
http://www.city.yokohama.lg.jp/byoin/nou/
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2017年11月16日 | カテゴリー:健康
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