便が黒い、口臭がヒドイ、胃がんの原因になる食べ物や周りの人が気付いてあげられる前兆症状
世界で胃がんにかかっている人の数は、欧米に比べて東アジアが圧倒的に多く、東アジアだけで全体の60%以上もいる。胃がん発症原因のほぼ100%といわれているピロリ菌は、日本人の2人に1人が感染していて、日本人は胃がんになりやすい。
胃がんの怖いところは前兆がほぼないこと。本人も周りの人も気付かないまま静かに進行していき、いつも一緒に居る人でも気付かない。
自覚症状が無く気づきにくい胃がんを予防するには、ピロリ菌がいるかを調べ、いた場合は除菌したり、生活習慣を見直すことでリスクは減らす事ができる。
ピロリ菌を除菌しても油断できない
慢性萎縮性胃炎+化学的刺激=胃がん
長い間ピロリ菌に感染していると、慢性萎縮性胃炎という、胃がツルツルな状態になっている。慢性萎縮性胃炎は正常な状態よりも胃がんを引き起こしやすい状態で、ピロリ菌を除菌しても完全には治らない。
この状態でしょっぱいものやお酒など、ほかの刺激が加わると発がんする可能性がある。
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食べ過ぎると胃がんになりやすくなる食べ物
しょっぱいもの
塩分をたくさん摂る人は、あまり摂らない人に比べて胃がんになる可能性が高い。北日本の塩分を多く摂る地域は胃がんにかかりやすく、中でも秋田県は一番かかりやすい。
しょっぱいもののほかにも、お酒やたばこも胃がんのリスクを高める。
胃がんの前兆として現れる便の色
便の色によって疑われる病気
- 赤い便・・・大腸がんなどによる大腸からの出血
- 白い便・・・肝臓や胆のうの病気
- 黒い便・・・胃などからの出血
黒い便
前兆がほとんどない胃がんですが、稀に症状として黒い便が出る事がある。
潰瘍を作って出血するタイプの胃がんの場合で、出血した血液に含まれる鉄分が、胃酸などの影響を受けて酸化して黒くなり、その血が便に混じる事で黒い便がでる。
胃がんになってくても黒い便は出ることがある
胃や十二指腸といった消化管の上のほうの出血は、良性の病変でも黒い便が出る事がある。
周囲の人が気付ける胃がんの前兆症状
口臭がひどい
胃は口から近いところにあるため、壊死したがんから腐敗臭のようなものが発せられ、口から腐敗臭が感じられることがある。
ピロリ菌はアンモニアを分泌しているので、ピロリ菌に感染している人は、胃がんになっていなくても口臭が出ることがある。
血液検査で手軽に早期発見
胃がんハイリスク検診
ステージ1で発見できれば9割は治るのに対して、手術ができない所まで転移するステージ4になってしまうと、生存率は10%代にまで落ちてしまう。
これまで胃がんを見つけるには、胃カメラやバリウムを飲むしかなかったが、胃がんハイリスク検診は血液検査のみ。たった一回採血するだけで、ピロリ菌の有無と胃の萎縮度が調べられ、自分が胃がんになりやすいかどうかがわかる。
値段は1000円から5000円程度。機関によっては無料で行える場合もある。
参考:・胃がん予防に最適な食事ウルトラニンニクオイルの作り方
・【明日葉】胃粘膜を保護し胃の働きを良くする食べ物
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がん2015年11月1日 | カテゴリー:健康