緑茶効果?静岡県はがんになる人が少なく肌年齢も若かった
Contents
食べ物の栄養を知り尽くした近藤和雄医師が実践する健康法は緑茶
近藤和雄・・・東洋大学教授。食材の栄養を研究する日本栄養・食料学会会長。ワインの健康効果を世界で初めて発表。
1日4~5杯緑茶を飲む
これまで食材の栄養を研究し、健康に良い食べ物に詳しい近藤和雄医師が健康のために取り入れているのは緑茶。緑茶は抗酸化作用が強く、がんの予防や動脈硬化の予防効果があり、1日4、5杯飲むと効果があるといわれている。
スポンサーリンク
静岡県などの緑茶の生産地はがん患者が少ない
厚生労働省ががん死亡率が少ない市区町村を調査した結果では、上位10市区町村のうち、およそ半数が緑茶の生産地だった。
緑茶の消費量日本一の静岡県で診療に携わる医師も、がん患者が少ない印象があるという。静岡県は健康寿命も日本一長い。
がん死亡率が少ない市区町村
- 1位:掛川市(生産地)
- 2位:藤枝市(生産地)
- 3位:うるま市
- 4位:磐田市(生産地)
- 5位:津田市
- 6位:飯田市
- 7位:桑名市
- 8位:浜松市(生産地)
- 9位;成田市
- 10位:横浜市青葉
掛川市が一番がん死亡率が少ない理由は深蒸し茶
- βカロテン・・・活性酸素を消す
- クロロフィル・傷ついた遺伝子を修復
同じ緑茶の生産地でも、掛川市が一番がん死亡率が突出して低いのは、掛川市では深蒸し茶が飲まれているから。深蒸し茶はお茶の葉を通常より2倍長く蒸す製法で、普通の緑茶にはあまり見られない成分、βカロテン・クロロフィルなどが含まれ、がん予防効果が普通の緑茶より高い。
水出しでがん予防効果倍増
カテキンは低い温度ほど多く抽出される。水出し深蒸し茶に含まれるエピガロカテキンは、カテキンの中でも最強のカテキンといわれ、がん予防効果がある。防腐性が強くウイルスを抑制する効果もあり、インフルエンザ予防にも効果的。
水出し深蒸し茶の作り方
- 水・1ℓ
- 茶葉・30g
①水道水を沸騰させ、3時間冷蔵庫で冷やす
②①に茶葉をいれ1時間冷蔵庫で冷やしたら完成
緑茶とみかんでがんの発症リスクが低下
緑茶を1日1杯以上飲んでいて、さらにみかんなどの柑橘類を毎日食べている人はがんの発症リスクが17%低い。
静岡県は寿命が長いだけじゃなく肌も若かった
健康番組のサタデープラスが静岡県の人の肌年齢と血管年齢を測定したところ、緑茶を1日5杯以上飲んでいる人は、肌年齢が平均10歳、血管年齢は8歳若い事がわかった。
緑茶を毎日1ℓ飲んでいる人は、肌年齢は実年齢よりも12歳若く、血管年齢は21歳も若かった。
緑茶を毎日コーヒーカップで5杯程度飲んでいる人は、肌年齢が13歳若かった。
ちなみに健康に全く気を使っていない、五輪メダリストの篠原信一さん(42)の肌年齢は+8歳、血管年齢は+15歳だった。
緑茶の健康効果を得る正しい飲み方
間隔をあけて1日何回も飲む
ポリフェノールは2時間しか抗酸化作用が持続しない。食事の時に飲むのに加え、お茶を持ち歩き合間にも飲むのが理想的。
お米と同時に食べる
茶葉を混ぜたおにぎりや、緑茶でご飯を炊いた茶飯などにして、お米と同時に食べるとカテキンが体に吸収されやすい。
健康な人が多い秘密?静岡県の人達はマグロも頻繁に食べる
マグロの年間支出金額も日本一
小学校の給食に緑茶が出るなど、子供から大人まで緑茶をよく飲む静岡県。実はマグロの年間支出金額も日本一で、週1回以上マグロを食べる家庭が多いようだ。
長寿ホルモン、アディポネクチンを増やす
アディポネクチンは動脈硬化、メタボ、糖尿病を予防する効果など長寿に欠かせない働きがあるホルモン。
緑茶は肌の老化防止に良い
緑茶と肌の関係
緑茶に限らず、ポリフェノールは肌の老化防止に効果があるといわれ、ポリフェノール自身が皮膚のシミを防ぐというデータがある。
いろいろな調査からわかる緑茶の効能
- 肌の老化防止
- 血管の健康を保ち血管に関係する病気の予防
- がん予防(がん患者が少ない)
- 肥満防止(静岡県はメタボが日本一少ない)
スポンサーリンク
関連記事
がん、動脈硬化2015年10月18日 | カテゴリー:健康