胃から出る老化防止ホルモン「グレリン」、細胞の若返りに即効性あり
グレリンとは空腹を感じ始めたときに胃から分泌されるホルモン。弱った細胞の力を回復させる効果があることから老化ストップホルモンと呼ばれ、多く分泌させることで見た目だけでなく体の内側、心臓・血管・腎臓などの臓器も若々しくすると言われる。
老化とは
細胞は酸素を使って糖分と脂肪分からエネルギーを作っている。そのエネルギーがあることで細胞は活動を保てて元気になる。細胞自身が衰えてエネルギーを作り出せなくなり、身体を動かすことすら難儀になるのが老化するということ。
グレリンを多く分泌させるには
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空腹を感じてから食事を摂る事が重要
空腹状態がピークを迎える頃に大量に分泌され、それが胃を刺激しお腹からグーという音が鳴る。音が鳴らなくても空腹を感じたときにも分泌されている。
老化に対して即効性あり
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1日3食、お腹がグーと鳴るほどお腹が空いてから食事を摂ってもらい(間食無し)、グレリンの分泌が老化に対してどれくらい即効性があるかを調べた実験結果
1日目・・・細胞の老廃物の量が7.53ng/mLから4.43ng/mLに減少
グーと鳴らなかったが空腹を感じてから食事した
2日目・・・正常値内の2.93ng/mLに
グーと鳴ってから食事した
実験では細胞がどれくらい老化しているかの目安になる細胞の老廃物の量を血液検査で測定(正常値1~3ng/mL)。結果、2日で老廃物の量が正常値にまで減少。お腹が鳴ってから食事を摂るようにすることで細胞の若返りが確認された。
※細胞の老廃物・・・加齢などにより酸素が上手く使えなくなると、上手く使われなかった酸素が細胞の中に老廃物として溜まる。老廃物が多いほど細胞が老化した状態。グレリンを多く分泌させることで酸素を上手く使えるようになり若返りが期待できる。
出典・参考:たけしの家庭の医学
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2017年2月16日 | カテゴリー:健康