ラジオ体操は骨ホルモン(オステオカルシン)を分泌させ色々な臓器を活性化する体操だった?
人間の体を支えたり保護していると考えられていた骨。実はオステオカルシンというホルモンを出して色々な臓器の働きを助けていた。
骨ホルモン(オステオカルシン)の働き
- 脳…脳の神経細胞に作用して記憶・認知機能を改善させる
- すい臓…すい臓の働きを活発にし、インスリンの働きも活性化
- 肝臓…肝細胞の代謝を向上させ肝機能を向上させる
- 心臓…動脈硬化を防ぎ心臓病を予防
- 肌…骨(骨芽細胞)はホルモン以外にコラーゲンも産生する
- 腸…小腸で働き糖等の栄養吸収を促進
- 精巣…男性ホルモンを増やし生殖能力を高める
- 腎臓…骨が作るFGF23というホルモンが腎機能を向上
様々な臓器を活性化してくれている骨ホルモン。少ない人は動脈硬化や糖尿病を引き起こしやすい可能性あり。
どんな人がオステオカルシンが少ないのか
40歳以上の男女80人に血液検査を受けてもらった調査では、血糖値が高い人は正常な人よりもオステオカルシン濃度が少ない傾向があったそうです。骨密度は関係無し。
※オステオカルシン濃度の検査は甲状腺・副甲状腺異常の疑いがある場合にしかできない。
骨ホルモンを大量に出す体操
骨細胞は脳の神経細胞のように互いに繋がり合って情報伝達をしている。どれか一つの細胞に振動などの刺激が伝わると他の細胞にも次々と伝わって全身の骨が活性化→ホルモンが分泌される。
背伸びして一気にかかとをストンと落とす体操が効果的
ラジオ体操の始めにある背伸びの体操に似てますね。腕を動かす必要は無く大きく伸びてカカトを一気に落とす(頭にビーンと来るくらい)のがポイントみたいです。研究では骨密度の改善にもウォーキングなどよりもこの方法のほうが効果的だとわかってきたそうです。
※目安は1日合計30回以上
※一気にやらなくても気が向いたときに少しずつでも良い
※骨粗鬆症や膝などの関節が悪い方は医師に相談を
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2017年2月17日 | カテゴリー:健康