103歳で腸内フローラを20代よりも若く保っている人の生活習慣、6つの秘訣
たけしの家庭の医学が健康な103歳の人に検査を受けてもらい100歳を超えても健康を保っている秘密を探った。検査を受けた渋谷寿栄子さんは、血液検査ではほぼ全ての値が正常、脳・血管・腸内フローラもかなり若く保っていた。
100歳とは思えない、渋谷さんの脳・血管・腸内フローラの状態
脳の状態
MRI画像を見た医師が100歳を超えた方には見えないというほど萎縮が少なく若々しい状態。一般的な80代の脳と比べても明らかに若い状態に保たれていた。計算もでき、認知機能も保たれていた。
血管の状態
血管が非常に若く、血管のタイプや性質も良く、通常は加齢などによって厚くなっていく血管の壁が100歳と思えないくらい薄かった。(厚さ0.95ミリ)
腸内フローラの状態
腸内フローラにとって大切なのはビフィズス菌と大腸菌のバランス。20代から60代まではビフィズス菌3に対して大腸菌1とビフィズス菌が優位だが、80代になると大腸菌が圧倒的に多くなる。
103歳の渋谷さんの腸内フローラはビフィズス菌5に対して大腸菌1と20代よりも若かった。
腸内フローラを若く保っていた渋谷さんの習慣
よく噛んで食べる(一口30回)
よく噛む事で腸内細菌に食べ物が入ってくることを知らせる事ができ、腸内細菌の活動が活発になり、善玉菌が活動しやすい環境になる。
できるだけ多くの種類の食品を食べる
朝食は毎日キャベツが入ったサンドイッチと乳酸菌飲料とバナナ。昼食の弁当には9品目も入っていた。
夕食はお手伝いさんが作った弁当の他に、酢の物・豆・カボチャを必ず食べている。
腸内細菌はそれぞれの好物が違うため、できるだけ多くの種類の食品を食べるとより多くの腸内細菌を活性化させることができ、腸内フローラを健康的に保つことができる。
食物繊維や発酵食品だけでなく肉魚炭水化物など多彩な食品を摂る事が何より重要。
規則正しい生活リズム
基本的に朝8時半に起きて夜9時に就寝する生活パターンが30年以上続いている。ルーティンワークが保たれるライフスタイルは腸内細菌のリラックスになり腸の機能が亢進する。
血管を若く保っていた習慣
毎日必ず外出している
外出して歩いたり階段を上がったりする事で十分な筋肉量があると、糖の代謝が良いため血管へのダメージが少なく血管を若くキープできる。
手を清潔にする
体の中にばい菌やウイルスなどの体に悪いものが入ってきたときに最初に働く免疫が動脈硬化と関係するといわれている。手洗いなどでまめに手を洗って清潔にすると動脈硬化のもとになる炎症や感染を抑えることができ、血管の老化を防ぐ事に繋がる。
脳を若く保っていた習慣
麻雀で人間関係を形成
渋谷さんは麻雀が好きで雀荘に毎日通っている。麻雀に限らず相手と駆け引きをするゲームをすると認知症予防になるというデータがある。社会ネットワーク(社交性)が多い人は認知症になりにくいというデータもあり、麻雀で人間関係を形成する事も脳を若く保つ重要なポイント。
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