匂いがしない・微熱があってだるい・目がゴロゴロする、花粉症と間違えやすい重大な病気のサイン
花粉症は目や鼻に症状が現れる事があるため誤った自己診断をしてしまう事が少なくない。ただの花粉症だと思っていても重大な病気の前兆である場合も。花粉症と間違えやすい重大な病気のサインとは。
花粉症と間違えやすい好酸球性副鼻腔炎の前兆・サイン
花粉症だと思っていたら実は好酸球性副鼻腔炎だった一例
- 長年花粉症に悩まされ、花粉が多い時期に目のかゆみ・鼻づまりなどのの症状が出ていた
- ある年、花粉が多い時期が過ぎても嗅覚が戻らなくなった
- 耳鼻科へ行くと鼻茸によってニオイが感じにくくなっていると診断
- 1年後、虫歯が無いのに歯の痛みが続くように
- 数ヵ月後、すごくドロっとした鼻汁が出た
→鼻茸(はなたけ)は鼻の粘膜がポリープ状に膨れ上がったもの
→嗅覚が無くなるほどの大きさではないと言われた
→総合病院で詳しい検査を受けると好酸球性副鼻腔炎と判明
好酸球性副鼻腔炎は慢性副鼻腔炎の一種で難病に指定されている。手術しても再発しやすく、放置すると嗅覚が失われたままになり、ゴミの匂いもガスの匂いもしなくなる事も。さらに味覚に障害が生じる場合もあるが原因はわかっていない。
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アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の前兆・サイン
花粉症だと思ったらアレルギー性気管支肺アスペルギルス症だった一例
- 微熱があってだるい感じがあった
- 花粉症だと思い、対策として窓を閉めた
- 数ヵ月後、部屋にアスペルギルスが増えてしまいアレルギー性気管支肺アスペルギルス症に
→窓を閉めるのは花粉対策としては正しい行動
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、エアコンやタンスの裏に多いアスペルギルスというカビが肺に侵入し、肺に炎症を起こす病気。炎症が肺の外側の胸膜まで及ぶと、胸からわき腹にかけて激しい痛みが襲い、肺に穴が空くことも。
換気が悪いとアスペルギルスが増えてしまい、このような重い症状が起きる可能性がある。花粉症などで窓を開けられない場合は空気清浄機などを設置してカビ対策をする必要がある。
角膜ヘルペス
角膜ヘルペスとは、三叉神経に潜むウイルスのヘルペスが角膜に侵入し、角膜が炎症を起こす病気。進行すると失明する場合がある。
花粉の時期の目薬の使用は注意が必要
角膜ヘルペスの初期症状は、目がゴロゴロする感じが花粉症に酷似しているが、花粉症の症状を抑えるために使用するステロイドが入った目薬は、目の免疫力を低下させるため角膜ヘルペスを悪化させることがある。
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