手に汗をかきやすい、脈が速い、舌が赤い人の便秘が改善された漢方薬「四逆散」
病院でもらったぜん動運動を促す薬や便を柔らかくする薬を使っても良くならない重症の便秘が改善された漢方。
重症の便秘だった人の症状・体質
- 手の平に汗をかきやすい
- 脈が通常(1分で約60回)より早い
- 舌が通常より赤い
正常な舌の色
赤い舌
漢方ではその人の体質を改善する事で病気を治す。手に汗をかきやすい、脈が速いなどの症状は漢方ではストレスに弱い体質と診断する。
聴診器を腸に当てるとほとんどの人は音が聞こえるが、この人はほとんど音が聞こえなかったという。これは腸が動いていない状態。体質診断から何らかのストレスによって自律神経が乱れ腸が動かない状態になっていると判断された。
薬と漢方を併用して治療することに
それまで飲んでいた薬(病院で処方された下剤2種類と便を柔らかくする薬)と漢方の四逆散(しぎゃくさん)を併用して服用し続けたところ、薬を飲んでも1週間に1度しか出なかった重症の便秘が3ヶ月で改善され始め、1年で無くなったという。
※四逆散・・・柴胡(さいこ)・甘草(かんぞう)・枳実(きじつ)・芍薬(しゃくやく)の4つの生薬からできている。便秘による炎症や痛みを抑える作用、交感神経の興奮を抑える作用(ストレス緩和)、硬直した腸の筋肉を柔らかくする作用がある。
漢方の名医・並木隆雄先生の治療を受けられる病院
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千葉大学医学部付属病院・和漢診療科
http://www.ho.chiba-u.ac.jp/section/wakan/index.html
※並木隆雄・・・約30年間漢方医として患者を治療。長引く便秘患者も数多く治療。西洋医学の科学的根拠に基づく漢方研究にも尽力。
出典:たけしの家庭の医学
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2017年2月1日 | カテゴリー:健康