五十肩と間違えやいため要注意 肩の痛みに加えてゴリゴリ音が鳴る症状があったら肩腱板断裂の疑いあり
五十肩とは肩の使い過ぎや加齢などによって炎症が起き、肩に痛みや動きづらさが現れる病気の総称で、肩や筋肉に異常が見られず原因がはっきりしない場合に五十肩と診断される。
五十肩の痛みは放っておいても1年以内には治る場合が多い。いつまで経っても治らない場合、五十肩の痛みと間違えやすい要注意の病気の可能性があり、放っておくと肩の機能がどんどん悪くなってしまう場合がある。
肩の痛みに加えてこんな症状もあったらすぐ病院へ行くべき 五十肩と間違えやすい肩腱板断裂の症状
- 腕を動かした時にゴリゴリと音がする
- 腕を動かす途中で痛む
切れた腱板が骨にぶつかる事で音が鳴る
肩を動かす時にゴリゴリという音や、ジョリジョリと何かと擦れるような異音が鳴る、腕を上げ下げする際、90度くらい上げたところで痛みが出るが、そこから上へ上げても痛くないなどの症状がある場合、肩腱板断裂の可能性が高い。
腕を上げ下げする際などに必要な肩腱板の一部が切れてしまうのが肩腱板断裂。腱板の異常はレントゲンではわからないため、肩腱板断裂があっても五十肩と診断されてしまうことが多く、五十肩と診断された人の40%は肩腱板断裂があるといわれている。
肩腱板断裂になったら
腱板は一度切れるともう元に戻らない。切れた人の半分は切れた部分がおおきくなり、腕が上がらない、強い痛みで夜も寝られないなどの症状が出てくる。
肩腱板断裂の疑いがある場合は、本当に切れているかどうかを調べる必要があるため、整形外科でMRIや超音波検査を受け、断裂があるか確認しましょう。
五十肩と間違えやすい腱板炎の症状
いくつもの病院で検査しても異常が見つからず五十肩と診断され、10年以上肩の痛みが続いていた人が、肩の腱板(けんばん)に炎症が起きる腱板炎だった例がある。
五十肩が実は腱板炎だとわかった人が悩まされていた症状
- 肩の痛みで毎晩目が覚める
- 寝返りする時にも痛い
- 長時間PC作業中、バイク通勤時に両肩から上腕にかけてシビレ
- 腕を上げるたびに肩が痛み、歯磨きや服を脱ぐ時も苦労する
強い痛みが出る瞬間
- 腕を上げきった時
- 腕を横にひねった時
腕は肩についている腱板が伸縮する事で自由に動かせている。腱板に炎症が起きると、腕の上げ下げや横にひねる動作のような、腱板が骨と擦り合わさる動作をした際に痛みが出る。この方は腱が千切れ始めていたため強い痛みが出ていた。
仰向けになり丸めたタオルをお腹におき、痛みがあるほうの手で挟んでゆっくり押すリハビリなど、病院で指導された腱板を支える筋肉を鍛えるストレッチ法により、徐々に肩の痛みが治まってきているという。
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2016年1月29日 | カテゴリー:健康