吐き気が続く、止まらない、夜に2回以上トイレに行く、息が甘い匂いがする病気
吐き気が続く、止まらない、夜に2回以上トイレに行く夜間尿、息が甘い匂い(ケトン臭)がするなどの症状が表れる病気に糖尿病性ケトアシドーシスがあります。
糖尿病性ケトアシドーシスの症状例
- 吐き気が何日も続いている
- 吐いても楽にならない
- 何度も吐いて吐くものが無くなっても気持ち悪いまま
- 夜中に2回くらいトイレに起きる(尿の量は普通)
- 息が甘い匂いがする(マニキュアの除光液に似た匂い)
- 体重減少、痩せる
- 喉が渇く、多飲、多尿
- 息苦しい
糖尿病性ケトアシドーシスとは主に糖尿病の人がかかる病気です。ケトン体という酸性の物質が溜まる事で体が酸性に近づく状態になり、吐き気、嘔吐、息苦しさ、脱水などの症状があらわれます。
糖分が血液中にたくさんあるほどインスリンをたくさん出さなければならない状態になります。しかし血糖値が高い状態が続くと、すい臓からインスリンが十分に分泌されなくなったり効きが悪くなる事があります。
血液中の糖はインスリンというホルモンが働く事でエネルギーとして細胞に取り込まれます。しかしインスリンうまく働かず糖が取り込まれなくなり細胞のエネルギーが無くなると、脂肪をエネルギーに変えるようになります。この時にできるのがケトン体という酸性の物質です。
食欲が無いためうどんなどしか食べなかったり、少しでもカロリーを摂ろうと甘い飲み物をたくさん飲むなど、糖尿病ではなくても大量の糖分や炭水化物の摂取で急性に発症する場合もあります。
○呼吸の特徴
体全体にケトン体という酸性の物質が溜まると息苦しさを感じます。通常よりたくさん息を吸い込もうとするため早くて深い呼吸になります。
自然な呼吸は吸う時間1:吐く時間2のリズムですが、息が苦しい時の場合は吐くときにも力を使うようになるため1:1のリズムになります。呼吸が速くなくても1:1のリズムの場合は息苦しさを感じている可能性があります。
○息がケトン臭
糖尿病性ケトアシドーシス患者の息は甘い匂いがしますが、人によっては腐ったリンゴのような匂いがする場合もあります。
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2016年9月22日 | カテゴリー:健康