声がかすれる、口の中や唇が乾くのは低栄養が原因かも
体を維持するために必要な5大栄養素タンパク質、炭水化物、ミネラル、脂質、ビタミンが足りていない状態を低栄養と呼ばれています。
噛む力が弱くなる事などによって昔より食べる量が少なくなったり肉や魚を食べる機会が少なくなる高齢者に多く、65歳以上の5人に1人が低栄養状態にあるといわれています。
低栄養によって引き起こされる症状
○免疫力や認知機能の低下
体を形成するタンパク質や、エネルギー源となる炭水化物や脂質が足りていないと免疫力や認知機能の低下が起こる。
○骨折
タンパク質不足による筋力低下で転倒しやすくなるため。
○3年後の死亡率が通常の人に比べて4倍
低栄養の人は病気に罹りやすくなるため。
低栄養予防法
○肉や魚を意識して食べる
日本は粗食が健康的で正しいイメージがあり、肉をやめて野菜中心になる高齢者が多い。肉や魚は弱火で酒蒸しにすると柔らかくなるため噛む力が弱くなってくる高齢者でも食べやすい。
○豆腐や乳製品を欠かさない
豆腐や牛乳タンパク質が豊富。ご飯と味噌汁だけでなく牛乳も摂るようにしたり、特に木綿豆腐は牛乳の約2倍のタンパク質が含まれているため、味噌汁に豆腐を多く入れたりするとタンパク質を効果的に摂取できる。
○1日3食
動くための筋肉を維持するためにはタンパク質が欠かせない。「とりあえず食べてる」「仕方なく食べてる」という人もいるほど、高齢になるほど食事量が減り低栄養になりやすいため1日3食食べる事が大切。
低栄養度チェック
- 声がかすれる
- 口の中や唇が乾く
- よくむせる
- 口からよくこぼす
- 自分で料理をしない
多く当てはまるほど栄養が足りていない可能性が高いので複数当てはまる場合は食事の量やバランスに気を付けてみる必要があります。
栄養バランスが考えられたシニア専門の弁当の宅配サービスもあるので、買い物が大変だったり作るのが大変な場合は利用してみても良いかもしれません。
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2016年9月20日 | カテゴリー:健康