【ナノナイフ】今後増える可能性が高い手術不可能なすい臓がんの希望の治療法

患者数が30年前の4倍に増加し今後増える可能性があるすい臓がん。すい臓がんは胃の裏側にあるすい臓に発生する悪性腫瘍。症状がほとんど無いまま進行してしまうため発見が遅れ、発見時にはほとんどの人が手遅れ状態になっている場合が多い。

すい臓の周囲には重要な血管が数多く密接しているため手術が困難な上、がん細胞がわずかに成長するだけでも重要な血管を侵食して転移の可能性が高くなる。

希望の治療法ナノナイフ

そんな手術不可能とされるすい臓がん、あるいはその近くにとどまっているがんに対して、ナノナイフと呼ばれる特殊な針からがんに電流を流す事で、局所だけを強力に治療して根治に繋げ、長期に生存できる治療法が研究されている(東京医科大学病院・森安史典医師の研究)

すでに実際の患者での臨床研究の段階

すい臓がんと診断された患者の多くは1年以内に亡くなっているが、ナノナイフで治療した場所の再発率は3%、平均余命は倍の2年以上の実績を上げ、希望の治療法と呼ばれている。

ナノナイフ治療を受けるには条件があり、がんがすい臓の周囲にまで広がる進行がんである事と、肝臓や肺など他の臓器に転移が無い事の二つをクリアしなければ受けられない。

ナノナイフは長さ15cmの特殊な針の先から、3000ボルト(家庭用コンセントの30倍)の高圧で電流が流れる仕組みになっている。治療ではがんを取り囲むように針を刺すことで、がん全体に高圧の電流を行き渡らせ、がん細胞にナノサイズの穴を無数に空ける事で死滅させる。

この時、正常な細胞もダメージを受けるが、がん細胞とは違い1~2週間で再生するため、血管に侵食して手術不可能とされたがんの治療が可能。

数年以内には多くの人が受けられるように

ナノナイフ治療は今年4月以降、東京医科大学病院に加えて都内の別の病院にもナノナイフ専門施設が設置される予定。すい臓がん撲滅に向けてさらなる研究が進められる。

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2016年2月24日 | カテゴリー:健康

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