ほかほかご飯に納豆は血栓を溶かす効果や血液サラサラ効果が無くなってしまう
納豆をご飯にかけるならよっぽど猫舌でもない限りほかほかのご飯にかけるという人が多いと思います。しかし管理栄養士の赤石定典さんによると、ほかほかご飯に納豆をかけるとナットウキナーゼの血栓を溶かす効果や血液サラサラ効果のほかアルツハイマー病の予防効果などが落ちてしまうといいます。
※赤石定典・・・東京慈恵会医科大学付属病院・管理栄養士 書籍「その調理、9割の栄養捨ててます!」を作った人の一人
- ナットウキナーゼは50℃を超えると働きが低下し始め、70℃でほとんど働かなくなる
というわけで、炒めたりトーストしたりしたら完全に効果が無くなってしまうようです。
炊き立てごはんの温度は茶碗によそってすぐは60℃以上あるそうです(表面から約2cmの深さの部分の温度)。つまり熱々のご飯にかけると脳梗塞などの予防効果が低下してしまうということに。脳梗塞になる人とならない人の差…とは言えないですが、納豆を食べてるのに脳梗塞の予防ができない人と予防できる人の差はほかほかご飯にかけるかどうか、とは言えそうです。
50℃以下にするためには、ご飯を茶碗に入れてから全体を掘り起こすよう15秒ほどかきまぜると良いです。心配なら20秒くらいかきまぜると完璧だと思われます。
納豆はほかにも色々な効果があるのでほかほかご飯にかけていたから全て無駄だったというわけではないと思います。脳梗塞などの予防のために食べるならご飯が少し冷めてから、もしくはあまり温かくないものにかけて食べる、もしくはそのまま食べるのが良いということです。
スポンサーリンク
関連記事
2017年9月5日 | カテゴリー:健康