レモンバームや緑茶のポリフェノールに認知症予防効果
緑茶を飲む習慣がある人は認知症発症率が低い
緑茶の飲む習慣がない人、週に1~6日飲む人、毎日飲む人を5年間追跡調査し認知機能を調べた結果
- 緑茶を飲む習慣がない人の69%は認知機能が低下しなかった
- 週に数日飲む人の85%は認知機能が低下しなかった
- 毎日飲む人の89%は認知機能が低下しなかった
金沢大学・山田正仁教授が石川県七尾市と協力して行った調査。毎日緑茶を飲んでいる人のほうが認知機能が低下しなかった人が多い。
レモンバームのポリフェノールに認知症予防効果
- 認知症の原因物質の一つアミロイドβタンパクは時間が経つと集まって大きな固まりになっていく、この固まりが認知機能に悪影響を与える
- レモンバームやローズマリーに含まれるロスマリン酸という成分にアミロイドβタンパクが固まるのを防ぐ効果がある
- 実験では同じ量のアミロイドβタンパクにロスマリン酸を加えたものと何も加えていないものの経過を観察
- ロスマリン酸を加えたほうは時間が経過してもアミロイドβタンパクが固まりにならなかった
緑茶の習慣と認知機能の調査結果を受けてポリフェノールに予防効果があると考えた金沢大学・山田正仁教授は、レモンバームのほかに20種類の食品のポリフェノールで実験。その結果、ロスマリン酸が最も効果が高かったという。
認知症に効果があると思われた食品は多くあるが実際に人で試してみるとあまり効果がなかったという食品も多い。現在、実際に人が摂取して効果があるのかレモンバーム抽出物のサプリメントを使った試験が行われている。
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認知症2017年3月31日 | カテゴリー:健康
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