発見が難しい超早期のすい臓がんをほぼ100%見つけられる超音波内視鏡検査を受けられる病院 胃の痛み、飲んだ次の日に下痢しやすい場合は要注意
すい臓がんは大きさが2cm以下で転移していない状態のステージ1でも5年生存率が41%しかない。しかも胃の裏側にあり肝臓や腸など色々な臓器に囲まれているため通常のエコー検査などでは異変を見つける事は難しいといわれています。
そんな発見が難しいすい臓がんを、最新検査ではかなり早期といえる5mmの大きさのものまでほぼ100%見つける事ができるといいます。
すい臓がんのステージ別生存率
- ステージ1:41.3%
- ステージ2:17.8%
- ステージ3:6.4%
- ステージ4:1.4%
すい臓がんを高確率で見つけられる「超音波内視鏡検査」
超音波内視鏡検査は超音波装置が付いている内視鏡を使って胃の中からすぐ後ろにある膵臓を観察することで、より正確に診ることができる検査方法。
一般的なCTスキャンで発見できるがんは1cm程度だが、超音波内視鏡検査は5mm程度の大きさでもほぼ100%発見できる。
超音波内視鏡検査を受けられる病院
-
国立がん研究センター東病院・肝胆膵内科
http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/hepatobiliary_oncology.html
この病院ではすい臓がんのリスクがあると診断された方がこの検査を受けられるそうです。
すい臓がんのリスクが上がる要因に肥満・過度の飲酒・喫煙・不規則な生活などがあります。
要注意な症状
○胃の痛み
すい臓は胃の裏側にあるため、胃が痛いと感じていても実はすい臓の痛みである場合があります。
○お酒を飲んだ翌日に下痢しやすい
アルコールで膵臓がむくんだりすると膵液が渋滞してすい臓にダメージを与え、それが慢性すい炎のきっかけになります。
消化を助ける膵液を分泌するのがすい臓の主な働きですが、炎症が慢性化した慢性すい炎になると、膵液の分泌が低下し消化吸収不良を起こすため、飲まない日は快便だけど飲みすぎた翌日に下痢しやすいということが起こる可能性があります。
炎症が長く続くとがんに発展する恐れがあるのですい臓にダメージを与えないためには、ビールなら1日350ml、ワインなら1日グラス1杯程度に止めることが大切です。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
関連記事
2016年10月5日 | カテゴリー:健康