人の細胞を培養して作る再生医療薬(細胞薬)、脳梗塞の後遺症や外傷性脳損傷などに効果

脳梗塞や認知症のアルツハイマー病などから脳を回復させる治療薬、食道がんの手術後に短期間で回復させる治療薬、脊髄損傷を本人の細胞で修復する細胞薬など様々な再生医療薬の研究開発が進められています。

脳梗塞や外傷性脳損傷の後遺症を治す細胞薬

脳梗塞の後遺症や外傷性脳損傷に効果があるとして治験が進められているのは、間葉系幹細胞という様々な組織に変化する特別な細胞を利用した細胞薬。間葉系幹細胞は再生医療の元となる細胞の一つで人の骨髄から取る事ができ免疫拒絶反応も少ないとされています。

薬は脳の損傷のある部分に直接投与します。薬を患部に注入すると元々脳内にあった幹細胞が薬が生み出す栄養分によって活性化、その効果で新たな脳細胞を再生したり細胞のネットワークを強化したりして脳を回復させる事を狙っています。

脳細胞の一部が死滅、運動や言語機能に障害のある慢性期の脳梗塞患者18人を対象にアメリカで行われた治験では、腕が麻痺して腕を上げる事ができなかった人が腕を上げる事ができるようになるなど、多くの患者に運動能力や言語機能改善が見られたという結果が出ています。現在は次の段階に進み152名の患者に対して投与が行われている最中で、その結果が良ければさらに多くの人数での治験が行われ、それをクリアすればアメリカでは一般の病院で使う事が可能になります。

交通事故などで脳に損傷を負い体が麻痺し日常生活が困難になっている外傷性脳損傷の患者が対象の治験も行われており、こちらは結果が良ければ薬として承認され日本の病院で使われる事が可能となる見込みです。

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2017年4月25日 | カテゴリー:健康

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