酢や果物が原因の酸蝕歯 熱い物や冷たい物がしみる、歯が透けてる場合は要注意
酸蝕歯(さんしょくし)とは前歯や奥歯全体が溶けてしまう病気です。虫歯との違いは局所的ではなく広範囲に影響が及ぶことです。食事後すぐ寝たり、唾液量が減少しやすい季節に悪化しやすいといいます。
原因になる飲み物食べ物
- アルコール飲料
- クエン酸などを含むスポーツドリンクや炭酸飲料
- 酢の物
- 柑橘系の果物
共通しているのは酸性が強いこと。ですがこのようなものを食べたらダメというわけではなく普通に食べて大丈夫です。問題は食べ物が悪いのではなく食べた後の習慣です。代表的なものは飲んだり食べたりした後にすぐ寝てしまうこと。
酸が口の中に長く留まると歯が溶ける
唾液があると酸が流されますが寝てしまうと唾液はほとんど出なくなります。飲んだり食べたりした後にすぐ寝てしまうと朝まで酸が口の中に留まってしまいます。それが酸蝕歯の主な原因です。
酸蝕歯の初期症状
- 熱い物や冷たい物がしみる
- 歯の表面が透けている(特に前歯が透けやすい)
このような症状があったら酸蝕歯の可能性が。
進行すると歯が折れてひびが入ったような状態になったり細くなったりします。茶色や黄色に変色したように見える状態(エナメル質が溶けて下の象牙質が見えている状態)になる場合や、場合によっては神経がむき出しになることも。こうなったら治療するしかなく最終的には歯を抜かなければならなくなります。
予防法 歯を磨くタイミング
食事後すぐは酸が口の中にあります。その状態で歯を磨くとエナメル質がどんどん削れてしまいます。
酸は唾液によって30分くらいかけて洗い流されるので食べ終わってすぐではなく30分ほど経ってから磨くことが大切です。気持ち悪い場合は食べた直後はうがいだけにとどめ、30分ほど経ってから磨きます。
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2017年8月21日 | カテゴリー:健康