テロメアの長さを保つ呼吸法マインドフルネス
テロメアはくつ紐のような形をしており細胞の分裂や遺伝情報の伝達などを担う染色体の末端に存在、染色体を保護しています。テロメアが短くなると全身の様々な場所に悪影響を及ぼし、がんになりやすくなる他、動脈硬化の進みやすさや認知症のなりやすさにも影響するといいます。
テロメアの長さは寿命に大きく関係
テロメアは細胞分裂が起こることで短くなり、数百回分裂すると染色体の末端ギリギリまで短くなります。そこまで短くなるとテロメアが細胞分裂を止めるように命令を出し細胞分裂を止めます。すると新しい細胞が作られないので老化が進むということです。細胞分裂が止まると古い細胞がずっと残ります。お年寄りの皮膚が段々と薄くなってくるのはそのためです。
テロメアをなるべく短くしないためのマインドフルネス
テロメアはストレスによってより早く短くなってしまいます。
不調がある時に健康診断のお知らせが来た場合に「悪い病気が見つかるんじゃないか」とネガティブに考えるような人は普通の人よりも長期にわたってストレスを感じてしまうので早く短くなってしまうといいます。逆に「どこが悪いのかしっかり検査しよう」と考えるポジティブ思考の人はネガティブな人に比べて長い場合が多いといいます。
【マインドフルネスのやり方】
椅子でも床でも良いので背筋をまっすぐにして座り、目を閉じ、普段通りに呼吸します。何秒間かけて吸うなどの決まりはありません。
そして自分がしている呼吸の音を聞きます。
音がしなくても聞こうとすることで呼吸に意識を集中することが大切です。呼吸に意識を集中することができれば、その意識が頭の中でどんどん大きくなりネガティブ思考が押し出されるのでテロメアを短くするストレスが軽減されるのです。
マインドフルネスは副交感神経が優位になる効果やテロメアを伸ばすたんぱく質が分泌される効果も期待されています。
つまりネガティブ思考の人でもマインドフルネスを行う事でテロメアが短くなるスピードを遅くできるという事です。毎日1回3分、できれば1日に複数回行うとストレス軽減→テロメアへの良い影響が期待できます。
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